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取り戻せない時間… [謎]

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スライスした玉ねぎのような真珠の断面に見入ってしまいます。
それも鋭利な刃物ではなく、なまくら包丁で素人が時間をかけてもうまく切れなかったようなガタガタした同心円模様に。
汗で腐食したような有機質の真ん中の白い光りが魅惑する。

4本のゴールドの爪はK14かK9か…。
卵の殻よりも少し硬い位の真珠の尖った角にいかほどの力を加えて地金を曲げたのか…。
割れずに欠けずに今もって定位置に納まっている姿が偉大に見える。

中心の光る真珠は0.2ミリくらいの大きさで、ではその中にあるはずの核となった砂粒のようなものの大きさは0.1ミリかそれとも0.01ミリか…。
何が入っているのか…?


ガリレオがレンズを磨いた頃は日本の江戸初期あたりで、世界に類が無く進化した日本の彫金技術の黎明期でもあり、彫金師は次第に細密になっていく金属表面の図案を、肉眼だけで確認しながら細工したのであろうか…。


いろいろ思いが巡り、今夜もまた眠れそうにない。





タグ:図案 彫金師
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