直径が20ミリのダイヤモンド [ジュエリー]
ガチャガチャでコロンと出てくるようなプラスチックのおもちゃにもこれくらいの大きさのがありますが、
これはほんとのダイヤモンド。
めったにお目にかかれませんが、プラチナのリング枠も「巨大」という感想が湧き、立派でした。
20ミリほどの寸法は、指が隠れてしまいます。
今年もいろいろとありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
20年前のチタンリング画像 [加工]
きれいなセッティングのエメラルド [拡大]
整然とメレーダイヤ [拡大]
ダイヤモンドリング [ジュエリー]
とても大きくてきれいなダイヤモンドのリングです。
両脇に並ぶダイヤモンドも品質がよく、正確な技術で石留めされています。
プラチナ地金も太くたっぷり使ってあってしっかりとしたつくりです。
サイズのお直し品です。
普通は、安全のため、高額なジュエリーは紹介を控えるか、すごく短納期にするか、ネットに載せても手元を離れてからずっとあとになってから紹介することにしています。
数十年間ジュエリーを大切に扱ってきました。
来年からも、いろいろなところに気を配りながら、今までと変らず良い仕事をさせていただきたく思っています。
今日は、午後から大掃除をぼちぼちと進めています。
普段から少しずつでもしていないとなかなか終わりませんね。
やるぞー。えいえい、お。(^^;;
丁寧に早く美しく [加工]
うまく出来ました [ロウ付け]
ブルーサファイアのプラチナリングを [サイズ直し]
きれいなブルーサファイアリングの指輪サイズを大きくします。
ダイヤモンドもきれいで指輪の真横まで並んでいます。
上手にできるように頑張りますが、問題点がいくつかあります。
下部の幅が4ミリ余りで厚さが2ミリ近くあって、かなり頑丈な指輪です。
指輪の腕が太いので曲げにくいのです。
それから、ダイヤモンドが真横まで並んでいますので、縦長になります。
それらのこともあり、ロウ付けがかなり困難です。
腕が太いと地金に熱を奪われますので、ロウを溶かすために多くの熱量が必要になります。
そのためには、炎を当てる時間を長くするか、大きな炎を当てるか、高温の炎を当てるか、などの選択をする必要が出てきます。
ダイヤモンドは最下部から14ミリの位置にありますので、ロウ付け時間が長いと熱がすぐに回り石が焼けます。ダイヤモンドの横1センチ程のところは1000度位に真っ赤になります。
低温ロウを選択することもできますが、ロウ目が目立ちます。
結局、どうするかといいますと、高温の太い炎を短時間当てて融点の高いしっかりしたロウを溶かし、ロウをきれいに全体に流してロウ付けします。
昇温に5秒、長くても6秒でロウを流し、一瞬間を置いて、遅くても8秒目には指輪下部を水に浸け、ダイヤモンドが熱くなる前にプラチナ地金を急冷します。
その段取りで一回勝負をします。
失敗は許されません。
楽しみです。
エメラルド指輪の縦長サイズ直し [サイズ直し]
指輪の腕の下部をカットしてから、サイズを大きくするためにリングを広げるのですが。
真ん中の宝石がエメラルドです。
腕を動かすと地金が引っ張られてエメラルドの石座が歪み、爪で押さえられているエメラルドが割れてしまいます。
エメラルドを外してから丸くサイズ直しをして、再度石留めする方法もありますが、外す時や留める時に工具にかける力でダメージがおよぶかもしれず、ベストの方法でもありません。
至急、とのことですので、腕の下半分で5ミリ大きくします。
ダイヤモンドリングとは比べものにならないほどに、より気を使って作業します。
縦長に形を整えK18地金をはさんでロウ付けが済んだところの画像です。
あとはきれいにヤスリを当てて磨いて完成させます。
エメラルドは超音波洗浄をしてはなりませんので、ブラシで丁寧に仕上げます。
K18のイエローゴールドとホワイトゴールドの線 [制作]
シリコン2連ブレスレット [ジュエリー]
閲覧注意 加工時にジュエリーを支えていた指 [雑学]
きれい 上品 完成 帯留 [ジュエリー]
帯留金具をロウ付けして8割がた出来ました [加工]
高貴のエメラルドと気品のパールで [リフォーム]
チェーンに真珠を通したあとはこうします [拡大]
グレーパールとホワイトゴールドボールが交互に通れば、ベネチアンチェーンの端をロウ付けして閉じます。
最先端のひとコマをそっとカットして口を開いていましたので、そこにもう一度チェーンの端をはめ込みます。0.7ミリのコマの口を閉じます。地金の厚さは0.1ミリくらいですので慎重に作業します。
フラックスを塗り、極小のホワイトロウを置いて、余分なところに炎が当たらないようにカバーして、ロウ付けします。
ロウ付けは一回勝負です。失敗すれば溶けたり団子になったり歪んだりします。やり直すとさらにひどい目に合います。やはり慎重に作業します。
上手くロウ付けできていれば、あとは酸洗いをして酸化被膜を取り去って、磨き仕上げをして、ロジウムメッキ加工をして、丸カンとプレートを付けて、検品、完成です。
めでたしめでたし。
レモンイエローのクォーツペンダントが完成しました [石留]
裏にもう一重の座をくっつけたことはいくつかのメリットがありました。
いい具合に絶妙なバランスになったということと、石留め時にヤニ付けしなくても枠が歪まないということと、使用時に頑丈になっているということです。
丸カンの位置決めを悩まなくても、偶然ちょうど真ん中の位置がバランスの中心に出来ていました。
ラッキーでした。
地金が太いので、ホワイトゴールドの線爪を曲げる時に、ダイヤモンドのようには硬くない宝石が欠ける心配もありましたが、そこは上手くクリア出来ました。
デメリットは、古くからのお得意様なので追加分の地金代金を請求できないことと、追加の加工代金を請求できないことです。
ぜひこのブログを読んでくださり、気を利かせていただけることをお祈り申し上げます。
いや、あの方はインターネットはしてないだろうな…。たぶんしていないと思う。いや、絶対していない。
今回は勝手に予定外の追加加工をしましたので、サービスさせていただきます。
20日頃のご来店予定でしたが、完成がぎりぎり間に合って良かったです。
お待ちしています。
真珠ネックレスから作るオリジナルペンダントネックレス [リフォーム]
ネックレスの真珠を3個外して、ホワイトゴールドのボールと並べてペンダントネックレスを作ります。
真珠の穴を大きくしてから、上の画像の上部位置からWGボールとパールを交互に通して、下画像のその部分をロウ付けで閉じて、きれいに磨いてからロジウム仕上げを施せば完成です。
タグ:ホワイトゴールドボール 真珠
三段重ねのペンダント枠になりました [フルオーダー]
パビリオンが深いので、標準的なバランスの枠ではキュレットが2ミリあまり飛び出て肌をチクチク刺します。
3ミリ近く下部を厚くしてペンダント枠を形作りました。
三段になって丈夫さが増しました。
昨日はこの宝石をイエロークォーツと書いてしまいましたが、正しくはレモンクォーツです。
まぁどちらでもいいんですけれど。
幅1.5ミリの丈夫なボールチェーンのプレート金具が通る丸カンをロウ付けしましたので、この後は全体をきれいに磨いて、ロジウム仕上げをして、それから石留めをします。
このようなタイプのペンダントトップは下を向いてしまうことが多いので、最もバランスの良いところに丸カンをロウ付けします。石留め前に前後左右の最良の一点を探すことは、けっこう時間のかかる作業です。
12月18日に完成したプラチナマリッジリングの特長は [フルオーダー]
2本とも鍛造ですから、プラチナ地金がとても緻密に出来上がっています。
同一素材から2本が生まれています。
溶接のように作っていますので全体が一本の輪になっています。
ロウ付けしていないので輪にロウ目が無く、後から口が開くことがありません。
叩き締めてサイズを合わせていますので、指輪がとても硬く仕上がっています。
デザインも地金の加工制作も宝石の石留めも同じ人間が行っています。
機械研磨ではなく、人が手作業で艶出し仕上げまでを行っています。
しっかり目方を付けて存在感があります。
エンゲージリングとのセットになるご希望デザインです。
世界にただひとつのオリジナルマリッジリングです。
幸せのブルーダイヤモンドが入っています。
お互いの誕生石が指輪の内側に入っています。
お二人のお名前が誕生石の前後に入っています。
誕生石は音符のデザインになっています。
内甲丸で着けやすいです。
アフターフォローも万全です。