うまく流れたホワイトロウ [修理]
ロレックスバンド 修理途中の画像です [時計]
時計バンド きれいに付きました [修理]
左側の画像は、ロウがパイプと板の間に隙間なく流れて、余分に盛り上がり残っていた部分をヤスリがけし始めたところです。
パイプの中にロウが入り込むと失敗ですが、上手く作業出来ました。
面積の広い黒い部分は元からついていたロウが炎に炙られて酸化したものです。
後で全部をきれいにします。
右側の画像は、ロレックスのメッシュのホワイトゴールド時計バンドとホワイトゴールド板をロウ付けしたところです。
網目にはロウが流れこまずに、一コマずつきれいにロウ付け出来ました。
途中の画像は、パーツがバラバラだったりキズが付いているように見えたり黒くなっていたりしますが、これがびっくり、最終的にはきれいになるのです。
調理中の食材や調理場を見るよりも、お皿に乗って美味しそうに出来上がった料理を見るほうが、普通のエンドユーザーは楽しいですね。
でも、怖いもの見たさ、知りたい、興味深い、というのもありますね。
今日は2回目のアップロード。
1.2ミリのスペースでサイズ直し [サイズ直し]
ブランド品のPt950リングを預かりました。
内側全体に文字が入っていて、一番広いスペースが1.2ミリくらいでした。
自信たっぷりに引き受けましたが、ルーペでしっかり見ると、空いている隙間があまりにも狭いのであとから焦りました。
数日でして欲しいとのことだったし、代金は先払いされたし…。
汗。
まあ、注意深く作業すれば大丈夫でしょう…。
…ということで、隙間を選んでノコ刃でカットしました。
もう後戻りは出来ません。
プラチナ地金を挟んで、ロウ付けしました。
ロウの量の調節と炎の位置や昇温のスピードや温度の調節がうまく出来ていないと、文字の上にロウが流れて固まり、文字が読めなくなります。
それが最悪の状態です。
上手く出来ました。
余分の地金を2×2ミリの範囲でヤスリがけします。
すぐ横の内側文字を消さないで磨くことが出来れば、完璧です。
ロウ付け始めました [時計]
時計バンド修理とりかかり始めの画像です [拡大]
ホワイトゴールド時計バンドの画像 続き [時計]
大きなルビーリング 画像出来ました [ジュエリー]
ダイヤモンドリングの写真 [ジュエリー]
2ctダイヤモンドの指輪サイズを大きく [サイズ直し]
2カラットアップのダイヤモンドのリングサイズを大きくします。
プラチナリングの下部をカットして、必要なサイズに広げて、プラチナ地金を挟んで、しっかりとロウ付けして、ヤスリできれいに形を整えて、磨いて完成です。
最下部のプラチナ地金幅が4ミリで厚さが2.0ミリありますので、かなり力を入れないと指輪は広がってくれません。
また、指輪の両肩までメレダイヤが入っていますので、肩が折れたりしないように、メレダイヤが外れないように、ダイヤモンドが割れたり動いたりしないように注意深く作業します。
地金がたっぷり付いていますので、普通の感覚でロウ付けしていると熱さが回ってきて1000度の熱がダイヤモンドを焼きます。そうならないように大きな炎で短時間に上手にロウ付けします。
ロウがしっかりと回って、いいロウ付けが出来ました。
実際はすでに済んでいますが、この画像のあとは、プラチナに小傷の無いようにヘラできれいに仕上げをして、ろう目を出さないように丁寧にバフで仕上げをすると完成です。
純金プレート曲げてみました (動画) [雑学]
厚さ2ミリの純金の板を曲げてみました。
軍手を着けたので、つるんつるん滑って力が入りませんでしたが、純金の柔らかさは素晴らしいですね。
厚い純金でもこうして簡単に曲がりますが、一旦曲げるととても硬くなります。
大きめの指輪は曲がりません。曲がらないように作りますし。
ずっしり重く、持ち応えがあります。
純金のリングをつくってくれるところがどこにもない…、とのお話しを伺いましたが、そのようなことはありません。
純金指輪の制作はずっと昔から承っています。
ネットからでもいつでもどうぞ。
…宣伝不足なんでしょうね。
ダウンロードは🎥こちら
軍手を着けたので、つるんつるん滑って力が入りませんでしたが、純金の柔らかさは素晴らしいですね。
厚い純金でもこうして簡単に曲がりますが、一旦曲げるととても硬くなります。
大きめの指輪は曲がりません。曲がらないように作りますし。
ずっしり重く、持ち応えがあります。
純金のリングをつくってくれるところがどこにもない…、とのお話しを伺いましたが、そのようなことはありません。
純金指輪の制作はずっと昔から承っています。
ネットからでもいつでもどうぞ。
…宣伝不足なんでしょうね。
プラチナの中のス [拡大]
プラチナ900地金を糸ノコで切断すると、中心部に空洞がありました。
こんな大きなスのある指輪には初めて出あいました。
普通は空洞はありません。
場所はリングのちょうど下側で、湯道を取り付けてあったはずの位置です。
これはキャスト製品でしたので、鋳造時に出来たスということになります。
指輪の腕としての厚さは1.2ミリほどですので、ちょうど鋳こみやすいはずですが、なにかの不都合があって先に湯道が固まってしまったのかもしれません。
ロウ立ての時に、湯道と製品の接続部分が細くならないように注意すれば、スが出来る原因のひとつを無くすことが出来ます。
空洞が湯道の方へ行くように、製品ギリギリのところに直径5ミリ程度のロウのボールをつくってあげることも有効な方法です。
この預かり品のプラチナ製品の空洞はロウ付け時にプラチナロウで埋めました。
( プラチナロウは金属で、ロウ立てのロウは油のように燃えるロウです。別のものですのでお間違えのないように ^ ^ )
チタンリングの宝石の位置決め [制作]
オリジナルハンドメイドチタンマリッジリング [フルオーダー]
琥珀ブローチをペンダントに [リフォーム]
K18コハクブローチの風車金具を取り外して、ペンダントトップとして使えるようにバチカン金具を作ります。
針の付いているほうのパーツを、カットしたり加工したりの工夫をしてペンダント金具にする依頼でした。
今あるパーツに穴を開けたり削ったりロウ付けしたりすることと費用があまり変わらないので、きれいな形のK18バチカンと角度や長さを工夫した突き刺し金具を半ば作って完成させることにしました。
接着剤でしっかりと固定してある2か所のネジ金具を、コハクが割れないように注意深く外しました。
余分な穴を開けたくないので、あとは加工できたバチカンパーツを上部の元の穴にしっかりと接着して固定します。
勝手に、 お・も・い・や・り ^ ^
…このほうがきれいだけれど、おこられるかな?(^^;;
指輪をカットする場所はここ [サイズ直し]
ミルグレインとオパールとガーネットのチタンマリッジリング [フルオーダー]
ガーネットとダイヤモンドとオパールのチタン結婚指輪 [制作]
内側に手彫り文字できました [制作]
スケート靴のデザイン チタンマリッジリング [メンテナンス]
チタンリングのサイズを大きくしました [サイズ直し]
ホワイトゴールド時計バンドの接合面 [拡大]
フルオーダーチタンオリジナルマリッジリング制作中 [雑学]
昨日の朝の画像です。
手前の方が小さいサイズのリングですが、接写して撮ると近くのほうが大きく写っています。
指輪アイテムは、30年以上の昔から「サイズ」に苦労します。
ぴったり、と感じるための条件が複数あって、全部を合わせることは至難なことが多いです。
指のサイズを、紙をくり抜いた穴で測ったり、紙テープを巻いて測ったり、針金で測ったり…。
基本となるリングゲージも、製造誤差があったり、内側が甲丸であったり平らであったり、穴がテーパーになっていたり平行であったり、金属であったりプラスチックであったり…。
実際の指輪のサイズは作った時から不変ですが、体重の増減で人の指が変動することがあります。
また、むくみなどの体調によって…。
もう10年も前にネットに書いたことですが、装着感となると、季節と天気によって違ってきて、酷暑日と極寒日とは着けた印象が違ったり、雨降り日と晴れの日では違ったり、乾燥肌と多汗肌では違ったり…。
第二関節が太いと奥でぐらぐらしたり回ったり…。
奥の方が太いとハムを絞ったように見えたり…。
リングゲージは3ミリ幅と7ミリ幅で測っているのに、作る指輪の幅は2ミリだったり5ミリだったり10ミリだったり…。
指輪の内側がくり抜いてあったりなかったり、内甲丸であったりなかったり……
長い間格闘してきていろいろなんとかしてきましたが、この問題はまだまだこれからも続いていくでしょう。
真剣に取り組みますが、ま、みなさん、肩の力を抜いてリラックスしてください。
これからもいいこといっぱいありますよ。
2014-01-15 20:46
nice!(0)
K18パールピアスのお直し [修理]
丸カンの口が開いてぶら下がっていた真珠が外れてしまったK18のパールピアスです。
引っかけて丸カンの口を閉じるだけなら簡単ですが、ネコのチャームが曲がっていたりポストが曲がっていたりしますので、ロウ付け部分が折れないように上手に形を整えてから丸カンを直して、全体をきれいに磨いて完成させました。
簡単なルーティンワークの範囲ならば、自由な時間さえあれば即日でも短時間で完了出来ますが、普段扱わない特殊なものの場合は、折れたり色が変わったりくっつかなかったり長持ちしなかったり、とマイナス点を考慮に入れているとなかなか手がけることが出来ません。
修理が可能かどうかは、品物をひと目見ると分かります。瞬時に全体を把握できてその時に修理工程の最後までが頭に描けている場合は、時間がそれなりにかかっても作業に苦労する点はありません。
これはダメだなと思った品をどうにか直して、と依頼された場合に困ります。
でも、何日間か頭の中でそれをあたためておいて、完成のイメージが湧いてからならば取り掛かることができます。
そういう時は、それを触らずに他の仕事を何日もしているのですから、そばから見れば放置しているだけのように見えますが、いつもそのことを意識して解決方法を模索していますから、やがてそのうちに出来るようになるんですね。
前回のチョーカーネックレスも、納品日の前日にやっと取りかかれる気持ちになって、作業が完了できました。
そのあたりは、野球やゴルフプレーヤーや体操選手や歌手がイメージトレーニングして精神を集中させる行為に似ているかもしれませんね。