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サイズ大きくお直し 工程 [サイズ直し]

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プラチナリングのサイズ直しをする時は、
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まず初めに、全体の洗浄。
それから、すでにサイズ直しがしてあるかどうかのロウ目探し。
ロウ付け跡が見つかれば、そこをカット。

真っすぐにカットできれば、必要幅だけ広げて、間にプラチナ地金を挟んで、フラックスを塗って、適量の高温ロウを置いて、宝石に熱が回らないように注意してロウ付け。

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ロウが全体にきれいに回っているかをルーペで確認し、良ければ指輪の内側から丸く仕上げていきます。
外から削り始めると、手順が違いますので後々困難な作業場面が出てきます。

サイズがぴったりなことを確認して、外側の余分地金を削ります。
指輪にも擦り傷が付きますが、あくまでこすり傷であって、削り跡ではないように気をつけて作業します。

中目、油目ヤスリの後は、キサゲでヤスリ目を削り取って、その後にヘラ棒で面の凸凹を擦り潰して光沢を出すようにします。
ヘラ仕事は、地金組織を緻密にして硬くしたり、巣を潰したり、照りを出したりの、バフ工程の前段階になります。

この画像の後は、磨き仕上げ工程に入り、洗浄の後、脱脂してロジウムメッキを施す工程を追加する場合もあります。


…このサイズ直しはきれいに出来上がって、現在はチタン地金と対話しています。



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サビた爪 [拡大]

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お預かり品のホワイトゴールドジュエリーの爪が、想定外の所で折れました。

ひとつは線爪、もうひとつは板爪。
ほとんど力を加えていないのに、ロウ付けされていた個所でポコンと。

拡大してみるとロウが枯れていることが分かります。
ロウ付けしてあった部分が錆びて脆くなっていたのですね。

この部分をロウ付けで修理したホワイトゴールドは、その後ロジウムメッキをしてあげなければなりません。


…さまざまな素材に長所短所はありますが、いろいろ勘案しますと、貴金属ジュエリー素材は、やはりK18イエローゴールドとプラチナ900が最良、との思いを深める今日この頃でした…(^^;;






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プラチナ真珠リング 美しく [修理]

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プラチナの腕についていた傷もきれいになって、真珠も輝きました。

まるでマジックのようですね。

メンテナンスが出来あがった頃にご依頼主がスリランカをご旅行中で、お渡しがつい先日になりました。

元どおりになって喜んでくださいました。

ありがとうございました。


お預かりした時のリングはこちら



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プラチナ豆 できました [ロウ付け]

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この前の、豆形をしたプラチナネックレスのロウ付け修理をしました。

よく見てみると、すでに一度修理がしてあったようで、Aのようにロウが残っていました。

もうひとつの豆形の中に落ち込んでいるパーツを探り出してみると、a.b.cの3種類が顔をのぞかせました。

Aとaの黄色丸の部分がロウ付けしてあったようで、aに少し溶けたロウが残っていました。
Aにはaパーツの跡形が残っていることが見て取れますので、ロウ付けは合金になるまでは進まないで、半溶かしのロウで軽くくっついていただけのようです。
力のかかる場所ですので、使用中に外れてしまうことになったようです。

他のパーツはCのように幅が広い所でくっついていますので、ロウ付けはもともとの位置のbの所でしなければなりません。

Aのロウを削り取ってしまって、Bのパーツが空洞に落ち込まないように工夫しながら、ふたつをしっかりとロウ付けしました。

Dのようにきれいにロウが流れて、温度を充分に上げたので合金状態も良好です。
このような微妙な箇所のロウ付けは、二回目は無いものと思って一度目で慎重に完了せないと、勇気を出して二回目をトライしてみても、はみ出たロウが邪魔をして全体が固まってしまう事態が起きやすくなります。

0.1ミリくらいの隙間が残って、豆形の部品同士がくっついてしまうことなく、予定通り完了しました。

使用済みの空洞のあるネックレスは、中に汗や化粧品が入っている場合が多いですので、ロウ付け不良を起こさないように、事前の準備を充分に行わなければなりません。
ネックレスやブレスレットのロウ付けが上手くいかないという原因は、事前の洗浄がまったくされていないからという場合が多いです。
気をつけましょう。

また、ロウ付け後は、中に酸やバフ粉や洗浄液が残らないように気をつけなければなりません。
肌荒れの原因になります。

充分に水洗いをした後も、最後の仕上げとして真水での超音波洗浄は、水を交換しつつ中の洗浄液を完全に洗い流し去ることを目的に、3回合計20分間行いました。

超音波洗浄槽は、場所によってパワーのほとんど無い位置が存在しますので、頻繁にネックレスを動かして万遍なく中を洗浄してあげるように構う必要があります。

乾燥工程も、空洞の中の水分が無くなるまで、長時間しっかりと行います。

結局、一か所ロウ付け作業するためにスタートから完了までに2時間半あまりかかってしまいました。

でも、上手くできました。
よかった。




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パライバトルマリンのリング [本日の1枚]

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K18イエローゴールドにパライバトルマリンとダイヤモンドが入った指輪です。
レースのように繊細なつくりになっています。

サイズを少し大きくしますが、どこを広くしたのか分からないようにきれいにゴールドを挿む予定です。
加工することが楽しみです。

お買い上げくださりありがとうございました。


サイズ直し後


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プラチナネックレスが [ロウ付け]


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ビーンズのプラチナネックレスが一か所切れたのでと、お直しのご依頼をいただきました。

豆形のパーツの隙間は1ミリくらいで、ひとつひとつが動くように連なっています。

豆の中に落ち込んだ連結部品を引っぱり出してきて、折れた個所にロウ付けします。

果たして動くように上手くロウ付けできるでしょうか…。

楽しみです…(^^;;



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大きすぎた宝石 [サイズ直し]

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サイズ直しのご依頼をいただいたリングの内側を見ると、ダイヤモンドが飛び出ていました。

表側は四角いダイヤモンドがテーブル面をそろえて整列しています。
ここに面積の割に背の高いダイヤモンドが入ってしまったのですね。

丸いサイズ棒に通すと、このダイヤモンドの先がジャマをして、正確なサイズを測ることができません。
そんな時は一部を面取りしてあるサイズ棒を使って測ると問題ないです。

キュレットの尖ったラウンドのダイヤモンドではありませんので、指の皮膚にダイヤモンドの先が触れても、今まで通りお使いいただいて大丈夫と思います。

これは普通にサイズお直しして、枠の傷をきれいに仕上げてから納品させていただきました。




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大きいものと小さいものを [ロウ付け]

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プラチナ小豆チェーンを重さのあるペンダントトップ本体に直接ロウ付けするところです。

位置と角度を選んで最適なところに固定し、フラックスを塗って、ロウを置き、トーチの炎でロウを溶かし、ロウ付けします。

位置は、ペンダントトップがうつむいたり曲がったりしない重量バランスの良いところを探します。
角度は、首から下げた時に違和感のない向きを探して決めます。
単純に適当にとはいかなくて、事前に注意深く検討します。

フラックスは最適な濃さにして必要な場所に適量塗ります。
酸化物除去のためですので、炎を当てる前に行います。

ロウは、溶けた時の体積を勘案して、ロウ付け個所に最適な大きさと場所を探して置きます。
この時は0.2×0.4×0.5ミリくらいのを置いています。

炎を当てる時は、フラックスが沸くとロウが躍って位置がズレますので、先に乾燥させてからロウ付けを始めます。

プラチナロウや銀ロウやハンダは、温度の高い方に流れていきます。
自由な位置にロウを流すには、本体とチェーンがほぼ同じ温度になるように炎の位置と強さを調節することが必要です。

昇温の時は、細いチェーンだけに炎を当てると先に高温になってしまいますので、体積のあるペンダントトップ本体だけをまず炙ります。
コインにマルカンをロウ付けするような時も同じ要領です。

700度位に温度を上げて、最適な位置にロウを流して、プラチナロウとプラチナペンダント本体との地金に合金をつくりロウ付けができると、ロウの成分が変わってしまうほど長く炎を当てたり高温にし続けたりしないで、速やかにロウ付けを終了します。


ここで、初めの画像で、チェーンとペンダントトップ本体とがくっついていることが不思議に思われる方もおありでしょう…。

昔は、チェーンと本体をピンセット二本でそれぞれを挟んで位置決めをしながら、ロウ付けをしていました。
実際の作業時には手が一本足りないので、台に固定された「第三の手」と呼ぶピンセットを使っていました。
または、からげ線と呼ぶ細いスチールの針金で本体とチェーンをくくったりしてなんとか固定してからロウ付けしていました。
とても不便でした。

これは仮着機を使って電気的にチェーンを本体に仮り付けしています。
瞬間的に電気を流して一部分を少しだけ溶かしてくっ付けているような感じです。
便利な機械を発明してもらって、両手が自由になるので作業がとても楽になりました。

…ということで、単純簡単そうに見えても実は結構たいへんな「ロウ付け」作業が上手くできますと、あとはフラックスを除去して、磨き仕上げをして、洗浄、乾燥をして、検品、完成です。



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もうすぐ完成 チタンマリッジリング [マリッジ]

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ダイヤモンドとブルートパーズやターコイズの入ったマリッジリングの完成が近づいてきました。

純チタンで鍛造創作を進めてきていましたが、あとは全体を磨き上げていけば完了です。

きれいに出来あがりましたらご連絡いたしますね。


完成


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G 出来ました [制作]

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『 G 』のペンダントトップがきれいに完成しました。

ご依頼主に連絡も済みましたのでひと安心です。



そういえば、きょうは小惑星の「2011 UW-158」が、地球から割と近くの240万km離れた辺りを通過するらしいです。
直径といいますか、この彗星の大きさは500メートルくらいの寸法で、核に質量1億トンくらいのプラチナが存在しているらしいです。
純度がどれくらいかは分からないはずですが、580兆円くらいの値打ちがあるらしいです。
カナリア諸島の天文台から彗星の通過の様子がインターネットで生中継されているらしいです。

らしい、ばかりになりましたが、そのプラチナで1枚1キログラムのカレー皿をつくると、いったい何枚作れるでしょうか?…
とても一生の間に全部を手作り出来ないなと気が遠くなりました。

そんな注文こないけど…(^^)


5枚までならOKですヨ☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
その時は、打ち出しで彗星形のオブジェを横に創ります*\(^o^)/*


…気がついてみると、999番目の記事だそうです。

つぎで1000の記事になるらしいです。

まだまだ続きそうです…(^^;;





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イニシャルペンダントトップ [フルオーダー]

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『 G 』は『genma』の G 。

ドはドーナツのド、みたいな書き出しになりましたが、これは制作の途中段階の5割程度進んだあたりの画像です。

シャープに流れるラインにつくって、すでに9割方出来あがっています。
あとは全体を磨き上げて、ロジウム加工仕上げをすれば完了です。

お孫さんのイニシャルペンダントをホワイトゴールドでオリジナルに創作するご依頼をいただいていました。
可愛いですね。

今日完成します。
お待たせいたしました。





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チタンリング内側に文字入れ [拡大]

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指輪の内側に文字刻印すると、文字の周囲にバリが出ます。

彫る、打つ、引っ掻く、溶かす、酸化させる、など文字刻印の方法はいろいろありますので、バリの出方もさまざまです。

この場合は引っ掻く方法で文字を深く入れました。
引っ掻くと、ミゾになった部分の地金が横へ押しやられてバリになります。
深くすると明瞭で消えない文字を入れることができますが、バリが大きくなりますので、バリ取り工程をしっかりと行います。

それぞれのジュエリーメーカーが所持する機械もさまざまですので、独自に工夫してよい加工方法を探します。
レーザーで文字を溶かし入れた場合は、微細で複雑な文字を刻印できますが、文字が浅くなりますのであまりバリ取りはしないほうがよいことになります。

チタンリングの内側に出たバリを取り除いて、きれいに磨き上げました。
もうすぐ完成です。
お待たせいたしました。




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チタンリングを大きく [サイズ直し]

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フルオーダーで創作させていただいたお客様のチタンマリッジリングの指輪サイズが合わなくなってきていました。
ご相談をいただき、お預かり中のチタンリングのサイズをお直ししました。

少しずつ大きくしていきます。
途中の0.5ゲージ大きくできたところで撮影をしています。

あとは、消えてしまった内側の文字を元と同じように入れて、全体をきれいに磨き上げて完成させていきます。



当時のホームページはこちらです



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Ptピンクトルマリンペンダント完成 [フルオーダー]


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プラチナでおつくりしたピンクトルマリンペンダントの納品が済みまして、店頭で着けていただいたところをさっそく一枚撮らせていただきました。

唐草模様の透かしを喜んでくださり、嬉しくなりました。

後日、お手持ちのチョーカーネックレスでも使いたいとのことでお持ちくださいました。
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ダイヤモンドの付いたバチカンに大きいプレートが通らなかったので、少しスリムなプレートと交換して、どのネックレスでもいつでも付け替えできるようになりました。


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樹皮のような模様のチタンマリッジリング [フルオーダー]


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ご紹介が遅くなりまして申し訳ございません。
先日、純チタンのオリジナルハンドメイドマリッジリングを納品させていただきました。

ランダムに模様が入り、内甲丸で着けやすく出来上がっています。

お二人仲良く受け取りにご来店くださいました。

お心遣いありがとうございます。


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ペンダントの隙間に [制作]

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1.5ミリの隙間に唐草模様のプラチナをはめ込んで、ひとつひとつロウ付けしていきます。

ロウの大きさは0.2ミリ角くらいです。
大きすぎると、溶けたロウがたっぷり流れて模様が分からなくなります。
ジュエリー制作の成長は細かさに慣れていく過程の継続ですので、ここは大事なところです。

まだ途中ですが、唐草模様は0.5ミリのプラチナ丸線をローラーに通して0.2ミリ位にして制作しています。



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鍛造チタン デザインリング [制作]

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並行して作っていたチタンデザインリングが制作の終盤になってきました。

きれいな照りが出ましたので、あとはお預りしているダイヤモンドをセッティングして、内側に文字を刻印して、最終仕上げを施せば完成です。



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ピンクトルマリンの [加工]


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並行して制作していたトリリアントカットのピンクトルマリンペンダントはここまで進んでいます。
あとは、プラチナのペンダント全体をきれいに磨いて、それからダイヤモンドとトルマリンの石留めをして、そのあと再度きれいに最終磨きを施して、検品して完了です。

もう少しですので今しばらくお待ちくださいませ。




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Ptぶら下がりピアスを [修理]

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プラチナのダイヤモンドピアスが壊れてしまったのでと、お直しのご依頼をいただいていました。

片方はブラブラ下がっているパーツのマルカがン完全にもぎ取れて、もう片方は曲がってヒビが入っていました。
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ロウ付けのテクニックできれいにお直しできました。

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マルカンの内径が0.9ミリで中を通る軸の直径が0.6ミリでしたので、隙間は0.3ミリです。
うまくロウ付けしないと全体がくっ付いてしまって、ブラブラとは動いてくれなくなってしまいます。

くっ付いてしまうと、新しくパーツを作ってフルオーダー品と同じ初めからの加工をすることになります。
これはやり直しのきかない一発勝負の大仕事です。

で、左右ともうまくロウ付けできましたので、磨いて、きれいに完成しました。



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テイストを合わせて [マリッジ]


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新婦のゴールドリングに合わせたモチーフで、新郎のチタンマリッジリングが完成いたしました。

ダイヤモンドと星とラインがセミラウンドタイプのリングに彫り込んであります。




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ネックレスからブレスレットに [リフォーム]

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K18イエローゴールドのネックレスをブレスレットにリフォームするご依頼をいただいていました。

ネックレスを半分にすると、2連のブレスレットにほぼぴったりの良い長さになります。
でも女性には少し長いので、ひし形のチャームが互いに中央に位置するように調節して、18センチくらいの寸法に仕上げました。

真ん中は、2連につくったあと磨く前の画像ですので、ひし形チャームに照りがありません。
下の画像は鏡面に磨いた後ですので、周囲が映っています。



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