『 到着致しました 』 [メンテナンス]
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メールをいただきました。
『 こんばんは。
本日リングが手元に届きました。
サイズもバッチリです!
綺麗に仕上げてくださり、ピカピカのリングを見て これからも頑張ろうと思いました。
これからもよろしくお願い致します。
ありがとうございました。』
この画像は、半月あまり前にお預かりした時の純チタンマリッジリングです。
5年間の歴史がこもっています。
ご注文時に、遠路お二人でご来店くださった時のことを思い出します。
お幸せにお過ごしのご様子で嬉しいです。
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
またオリジナルジュエリーなどをお考えの時にはお気軽にご連絡くださいませ。
お待ちしております。
メールをくださりありがとうございました。
ジュエリーのリデザイン [制作]
創作5年目のチタンマリッジリングを [メンテナンス]
プラチナ1ctダイヤモンドリングを [リフォーム]
ステーションパールネックレスに [リフォーム]
3ミリのダイヤモンドをセッティング [制作]
プラチナリングにヒビが [修理]
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お預かりした時には下部のサイズ直し位置で指輪が切れそうになっていました。
古いプラチナリングで、ロウが錆びて脆くなり、プラチナ合金としてくっついている部分がごくわずかになっていたのですね。
このようなところには一回ノコ刃を入れて、錆びた箇所を取り払ってしまいます。
必要なサイズに広げてプラチナ地金を挟み、しっかりとロウ付けします。
接合場所のL形のところにロウが回ってU形になっているのが良いロウ付けです。
右下は、余分な地金にヤスリをかけて、キサゲ加工まで施した画像です。
このあとは、サイズ直しやロウ付け痕や元々地金に深く付いていたキズが分からないように、最大限に磨き上げていきます。
お預かりした時には下部のサイズ直し位置で指輪が切れそうになっていました。
古いプラチナリングで、ロウが錆びて脆くなり、プラチナ合金としてくっついている部分がごくわずかになっていたのですね。
このようなところには一回ノコ刃を入れて、錆びた箇所を取り払ってしまいます。
必要なサイズに広げてプラチナ地金を挟み、しっかりとロウ付けします。
接合場所のL形のところにロウが回ってU形になっているのが良いロウ付けです。
右下は、余分な地金にヤスリをかけて、キサゲ加工まで施した画像です。
このあとは、サイズ直しやロウ付け痕や元々地金に深く付いていたキズが分からないように、最大限に磨き上げていきます。
K18アズキチェーンをロウ付け [拡大]
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切れてしまったK18イエローゴールドのアズキネックレスをつなぐ、お直しのご依頼をいただいていました。
左上の画像は、切れていたチェーンのコマに切れていないコマを引っ掛けて、口を閉じ、ピンセットで挟んだところです。
わずかに見えている青色の印しのコマが切れている方、赤い印しのコマが切れていない方です。
右上は、フラックスを塗って、金ロウを置いた時の画像です。
楕円形のチェーンのひとコマは、外寸で長い方が1.4ミリ短い方が0.8ミリ、金線の太さは0.25ミリです。
コマの内側の隙間にはノギスが入りませんが、0.9ミリと0.3ミリと思います。
左下は、炎を当ててロウ付けを済ませたところです。
フラックスが溶けてガラス化し、ロウの上やコマの内側に盛り上がって付いていることが分かります。
ピンセットの一部に付いていたフラックスも溶けてガラス化しています。
右下は、背後にスケールを置いて撮ってみました。
このあとは余分にはみ出たロウを0.05ミリほど削って、磨き仕上げをしていきます。
ルビーリングを加工 [サイズ直し]
貴金属3種のリング [拡大]
3種の貴金属で作る指輪を [加工]
いつの間に? 最後に発見 [メンテナンス]
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これは何の写真かといいますと、指輪側面のコバを拡大した3枚です。
お預かり指輪を加工していて、最終段階で気がついてみるとK18イエローゴールドの一か所にヒビ割れが出来ています。
ごく稀にあるのです、こういうことが。
鋳造により指輪が作られているのですが、何かの原因で地金組織の一部分にムラができている場合や、厚さが薄い地金で作られている時にこういうことが起こったりします。
対処方法は、慌てず騒がずヒビをロウ付けし、余分なロウを削り取り、あとはケースバイケースで、ヘラ加工が良い時やキサゲる時や、いろいろなことをしてヒビを消します。
右の写真は目の細かいヤスリ掛けまでをしたところです。
地金が硬化していたのであれば、ロウ付け時の昇温で適宜に鈍ってちょうど良かった、ということもあります。
これは何の写真かといいますと、指輪側面のコバを拡大した3枚です。
お預かり指輪を加工していて、最終段階で気がついてみるとK18イエローゴールドの一か所にヒビ割れが出来ています。
ごく稀にあるのです、こういうことが。
鋳造により指輪が作られているのですが、何かの原因で地金組織の一部分にムラができている場合や、厚さが薄い地金で作られている時にこういうことが起こったりします。
対処方法は、慌てず騒がずヒビをロウ付けし、余分なロウを削り取り、あとはケースバイケースで、ヘラ加工が良い時やキサゲる時や、いろいろなことをしてヒビを消します。
右の写真は目の細かいヤスリ掛けまでをしたところです。
地金が硬化していたのであれば、ロウ付け時の昇温で適宜に鈍ってちょうど良かった、ということもあります。
ダイヤモンドの石合わせと爪直し [メンテナンス]
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指輪に黒い穴が空いたままになっているので、と修理のご相談をいただいていました。
拝見しますと、元々爪の位置が少しずれていたことと、押さえ直された時の爪の形の不正確さが原因のようで、ダイヤモンドが1個外れて無くなっていました。
お預かりして爪を直して、ダイヤモンドをご用意し、石留めをしました。
100個近いダイヤモンドを1つずつ点検すると、数個が動いており、さらに別の数本の爪の掛かりが浅いことがわかりました。
ダイヤモンドの座る位置を直して、爪を押さえて動きを止め、爪の頭の形を丸く整え、洋服の繊維などが引っかからないようにダイヤモンドとプラチナ爪を密着させました。
爪の数は200本位ありましたが、全部点検しました。
バフ磨きの力がかかってもダイヤモンドは外れませんでしたし、毎秒2万回以上の超音波洗浄の振動でもダイヤモンドは外れませんでしたし、ブラシ洗いの外力にも耐えてダイヤモンドはひとつも外れませんでした。
これで大丈夫です。
後からのこういった爪のメンテナンスは、プラチナ地金の場合は粘りがありますのでこのようなことが比較的可能ですが、ホワイトゴールドとイエローゴールド地金ではプラチナと比べると難しい場合が多いです。
指輪に黒い穴が空いたままになっているので、と修理のご相談をいただいていました。
拝見しますと、元々爪の位置が少しずれていたことと、押さえ直された時の爪の形の不正確さが原因のようで、ダイヤモンドが1個外れて無くなっていました。
お預かりして爪を直して、ダイヤモンドをご用意し、石留めをしました。
100個近いダイヤモンドを1つずつ点検すると、数個が動いており、さらに別の数本の爪の掛かりが浅いことがわかりました。
ダイヤモンドの座る位置を直して、爪を押さえて動きを止め、爪の頭の形を丸く整え、洋服の繊維などが引っかからないようにダイヤモンドとプラチナ爪を密着させました。
爪の数は200本位ありましたが、全部点検しました。
バフ磨きの力がかかってもダイヤモンドは外れませんでしたし、毎秒2万回以上の超音波洗浄の振動でもダイヤモンドは外れませんでしたし、ブラシ洗いの外力にも耐えてダイヤモンドはひとつも外れませんでした。
これで大丈夫です。
後からのこういった爪のメンテナンスは、プラチナ地金の場合は粘りがありますのでこのようなことが比較的可能ですが、ホワイトゴールドとイエローゴールド地金ではプラチナと比べると難しい場合が多いです。
ゴールドダイヤモンド男性リング [サイズ直し]
とても大きなエメラルドリングを [石留]
エメラルドリングをカット [サイズ直し]
しっかりと留まった宝石 [石留]
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爪の頭は折れないで上手く石留めできました。
ヘラで潰すようにプラチナの小傷を埋め、磨いて照りを出しました。
完成です。
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ここのところグーグルのスパムメール振り分け機能を使うようになって便利になり、それまでは何時間置きかに確認していたメールサーバを見にいくことがなくなりました。
便利なので安心していたのですが、受信メールだけを見ていると、誤って判定された必要メールが多くのスパムメールに紛れてしまって埋もれている場合があります。
メールサーバ内から必要メールを探すことは楽しいことでしたが、スパムフォルダから必要メールを探すことは何か気の毒で心が痛みます。
申し訳ございません。
爪の頭は折れないで上手く石留めできました。
ヘラで潰すようにプラチナの小傷を埋め、磨いて照りを出しました。
完成です。
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ここのところグーグルのスパムメール振り分け機能を使うようになって便利になり、それまでは何時間置きかに確認していたメールサーバを見にいくことがなくなりました。
便利なので安心していたのですが、受信メールだけを見ていると、誤って判定された必要メールが多くのスパムメールに紛れてしまって埋もれている場合があります。
メールサーバ内から必要メールを探すことは楽しいことでしたが、スパムフォルダから必要メールを探すことは何か気の毒で心が痛みます。
申し訳ございません。
プラチナ爪を作りました [修理]
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まず、3本の爪を起こして、グリーンの宝石を外します。
石に金属工具を押し付けてしまうと、石の方が負けて割れます。
気をつけて。
爪を折らないように。
プラチナが金属疲労していると、爪の先辺りにヒビが入ることもありますので。
気をつけて。
爪になるプラチナを用意して、ロウ付けで作ります。
宝石との隙間に注意。
広くてもダメ、狭くてもダメ、長くてもダメ。
よく見ると爪の根元が4か所ともヒビ割れてきています。
古いロウは枯れて脆くなっています。
予定外のロウ付け4か所。
このあとは、はみ出たロウを削り取って、全体を艶出し研磨。
宝石を割らないように再石留め。
石が動かないように。
金属工具を当てると石が欠けます。
注意深く慎重に。
4本の爪の形を整えて、最終仕上げの工程へ。
まず、3本の爪を起こして、グリーンの宝石を外します。
石に金属工具を押し付けてしまうと、石の方が負けて割れます。
気をつけて。
爪を折らないように。
プラチナが金属疲労していると、爪の先辺りにヒビが入ることもありますので。
気をつけて。
爪になるプラチナを用意して、ロウ付けで作ります。
宝石との隙間に注意。
広くてもダメ、狭くてもダメ、長くてもダメ。
よく見ると爪の根元が4か所ともヒビ割れてきています。
古いロウは枯れて脆くなっています。
予定外のロウ付け4か所。
このあとは、はみ出たロウを削り取って、全体を艶出し研磨。
宝石を割らないように再石留め。
石が動かないように。
金属工具を当てると石が欠けます。
注意深く慎重に。
4本の爪の形を整えて、最終仕上げの工程へ。
真っ赤なルビーのリングを [加工]
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2カラットアップのルビーリングのサイズを大きくします。
指輪下部をカットして必要なサイズに広げようとしましたが、K18イエローゴールドが硬くて曲がりません。
形をオーバーに表現すると、雪だるまの形にしようと努めましたが、地金が折れてしまう様子が感じられましたのでそれは諦めて、今までに何度か紹介してきました両肩内側を少しカットする方法で対処することに決めました。
左画像の赤い印しのところでノコ刃を入れて、やや縦長に広げてから必要なK18ゴールド地金を挟んで、指輪下部をまず初めにロウ付けしました。
そのあとは、両肩の4か所にゴールド地金を足してロウ付け加工しています。
ここから初めのようなきれいな指輪になるように手を加えていきます。
もうサイズ直しの範疇を超えて、かなりハードルの高い加工仕事になってしまいました。
祝! 御結婚 [フルオーダー]
鍛造ハンドメイド結婚指輪 [マリッジ]
1ctダイヤモンドのデザイン替え [リフォーム]
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1ctアップのダイヤモンドリングを、着けやすいデザインのプラチナリングにリフォーム制作するご依頼をいただきました。
背の高いプラチナの立爪リングは古地金を下取りにして、リーズナブルに枠替えができます。
素敵なリングに生まれ変わりましたらまたご紹介いたします。
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ここのところジュエリー制作やデザイン考案やご相談承りに忙しく、またブログ更新が滞ってしまいました。
それにもかかわらず、少なくない人数の方々が変わりませず訪れてくださるので、申し訳なく思います。
作り方や直し方や加工のことはどうでもいいの、見たいのはきれいな写真やステキなジュエリーだから、とのご意見もごもっともなことでございますが、カラフルできれいに見える写真画像は巷にあふれていますので、やはりここではまだしばらくこの技術などの内容路線で続けたく思います。
1ctアップのダイヤモンドリングを、着けやすいデザインのプラチナリングにリフォーム制作するご依頼をいただきました。
背の高いプラチナの立爪リングは古地金を下取りにして、リーズナブルに枠替えができます。
素敵なリングに生まれ変わりましたらまたご紹介いたします。
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ここのところジュエリー制作やデザイン考案やご相談承りに忙しく、またブログ更新が滞ってしまいました。
それにもかかわらず、少なくない人数の方々が変わりませず訪れてくださるので、申し訳なく思います。
作り方や直し方や加工のことはどうでもいいの、見たいのはきれいな写真やステキなジュエリーだから、とのご意見もごもっともなことでございますが、カラフルできれいに見える写真画像は巷にあふれていますので、やはりここではまだしばらくこの技術などの内容路線で続けたく思います。