線先が球 [ロウ付け]
ちょっとピントが甘いですが、2ミリも位置が違うとこうなってしまうものでそこは勘弁していただいて。
Cカンの先が丸い球になっています。
これは0.5ミリ程度の細い線の先が、熱の逃げ場がなくて高温になってしまい、溶けてしまったものです。
ゴールド製品の本体が大きい場合は、そちらはなかなか温度が上がらず、先に小さいCカンのほうが高温になってしまいます。
ですから普通の作業では本体にのみ先に炎を当てるのですが、このケースでは大きい本体の厚さが0.2ミリ弱のパイプの集まりなので、よほど注意しないと本体も溶けてしまいます。
で、全体を均一に炎で炙っていて、結局、どこにも熱の逃げる場所が無いCカン先が溶けてしまったという訳です。
初めから同じ工程をやり直しです。
注意深く作業します。
トーチでのロウ付け作業とは、そういうものなんです。