いつの間にかダイヤ外れ [拡大]
サイズ直しに指輪を預かって、順調にサイズを直して磨き仕上げをする前の確認してみると、ダイヤモンドが1個ありません。
探してみると、手元の加工プラチナの粉に混じってキラッと輝いて見つかりました。
リングを縮める時に地金が動いて隙間が出来て外れたんですね。
ルーペで確認してみると、使用中にすり減ったのかダイヤモンドを押さえる爪がありませんでした。
預かり品を超音波洗浄していると、勝手に振動で外れてしまって洗浄槽の底に沈んでいるケースが時々あります。
作業が簡単な場合は無料サービスで勝手にきれいに石留めしていますが、特別な技術が要る場合や時間がかかるものの時は、写真を撮って状態をクライアント様に先にお知らせしています。
店頭でジュエリー超音波洗浄サービスをする時は、メレダイヤが外れると困りますね。
5分程度のクイックサービスのはずなのに、30分も1時間もかかってしまったり、費用が必要になったり、数日のお預かりになったり…。
でも、外出先で知らないうちにダイヤモンドが外れて完全に紛失してしまうより、石留めの緩みが発見出来たり、しっかり留め直したりできるから、メリット大かな?!
ダイヤモンドを嵌め込んで爪を作って石留め終了。
あとは研磨仕上げなどに進みます。