ダイヤモンドの外し方 [拡大]
ジュエリーから宝石を外す方法は何種類もありまして、大きい石、小さい石、硬い石、柔らかい石、線爪、彫り留め、伏せ込み、レール爪、プラチナ、ゴールド、チタニウムなどいろいろなケースがありますので、その時その時にそのジュエリーに最適な方法を選んで使います。
とりあえず、今回はプラチナ立爪ダイヤモンドリングからダイヤモンドを外します。
基本的には地金を起こすとか曲げるとかのことをして、ダイヤモンドに密着している金属を緩めますが、いくら世界最高の硬さを誇るダイヤモンドでも、硬いものでこじったり瞬間的にショックを与えたりすると割れることがあります。
ですから、ダイヤモンドには工具を当てずに、爪の上部のプラチナ地金に金属を差し込み、注意深く力を加えて爪を広げます。
微妙な力加減と角度が大切です。
慣れていないと、宝石を傷つけてしまったりして大変なことになります。
プラチナ爪の上面には深いキズが入りますのでこのリング枠はつかえなくなりますが、爪を4本広げればダイヤモンドは外れます。
落とさないように注意しながら、丁寧にダイヤモンドを脇へ置いて完了です。