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ルチルクオーツ穴あけ [拡大]

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穴を開け始めて少ししてから写真を撮っていないことに気がつきました。
膨らんだ形の表と平らな裏との両方から穴を掘り進めています。
一番厚いところは4ミリですが、穴の位置では3ミリです。

ルチルクオーツは硬度7の水晶にチタンの針が入っています。
あとから、二酸化チタンの針を水晶の中にいれてと頼まれても入らないのですが、天然の鉱物には素晴らしくきれいなものがありますね。

水晶は硬いので、ヤスリも金属用ドリルも刃が立ちません。
でも硬度8以上のものならばそれ以上に硬いので、水晶を削ることができます。
ダイヤモンドはモース硬度10で一番硬いですから、それでガリガリします。

ダイヤモンドドリルにもいろいろありまして、高品質のものから数秒の使用でダメになるものまで。
金属の軸に別の金属の接着剤でダイヤモンド粒をくっつけてありますが、たいていは使い始めてしばらくするとポロポロ取れてしまいます。
その時は、基本的には新しいものに交換して作業を進めます。

ルチルクオーツの表と裏にマジックで印をつけて、少しずつ穴を深くしていきます。
側面から写真を撮ってみると、表側がカーブしていますので穴がずれているように写ります。
ほんとに少しずれているのかもしれませけど…。
最終的にはぴったりに貫通させますので大丈夫です。

掘り進んでほぼ穴が開くところまできて、やっと小さな穴が開いて反対側が見えてきます。
割れないで無事貫通です。

完全に穴を広げると、次は削るのではなく磨きます。ダイヤモンドペーストで、角が丸くなって内側のザラザラした白さがなくなるまで。

きれいに光ると、あとは前もって用意していた金具を取り付けて、完成です。




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