極小の刻印 [拡大]
ガーネットのピアスです。
ポストが曲がって宝石が滑り落ちそうになるので直して、というご依頼をいただきました。
直径が0.5ミリのポストを鋭角に曲げて洗浄して修理完了です。
『K14』と読める刻印は0.2ミリくらいの寸法です。
肉眼では、針で突いたようなキズあとにしか見えませんが、ルーペで拡大してみると、レーザーで焼いて文字を入れたのではなく、しっかりと地金が凹んでアルファベットと数字が打ち込まれていることが分かります。
金属で作られた微細な文字刻印をWGの丸線側面に打ち込んであるところを目で確認すると、すごいことだなと、毎日見て知っていても、今更ながら感心してしまいます。
人間の産み出す様々な技術は凄いですね。