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サイズ直し時のロウ付箇所の探し方 [雑学]

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長く使われたプラチナのリング。
サイズ直しにお預かりいたしました。

切断場所を決めるために、いつものようにロウ目を探します。
ルーペではほとんど分かりませんでしたが、ようやくロウ付け箇所が出てきました。

ロウに酸化しやすい成分が含まれていると、炎で炙った時に黒っぽく色が変わったりしますが、これは炎を当ててもロウ目は出てきませんでした。

いやそんな訳はないこのリングの大きさから推測すると必ずサイズ直しがしてあるはず、
なんてことを思い、かなり高温の炎を当てました。

1000度以上の温度でいつもの3倍ほどの時間をかけて炙ると、ロウ目が見えてきました。
高温ロウが使ってありましたが、一旦ロウが少し溶けたのですね。
これでサイズ直し時のノコ刃を通す場所が分かりました。

1. ルーペで見る。
2. 軽く炎で炙る。
3. 強く炎を当てる。

1.5センチ先には自分の指がありますので、宝石に熱が回らないように注意して、人差し指と親指を焦がさないように気をつけます。
いつもこのようにしています。



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