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ブレスレット 続き [修理]

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左上の赤い印しの部分は、ダイヤモンドを用意して入れたところです。

直径1.0ミリから1.1ミリ位の大きさが入る穴が開いていました。
すでに倒してあるダイヤモンドを押さえる爪の大きさが0.2〜0.3ミリ位なので、起こし直すのも大変です。
金属疲労していて折れてしまうとさらに難工事になります。

0.05ミリでも寸法が合わないと入りませんし、カットが厚いと爪が掛かりませんし薄いと穴の奥へ沈んでしまいます。

無事ダイヤモンドが入りました。

ここからが本番です。

可動部に残るUのパーツをカットして、きれいにヤスリがけして、初めに作ってあったと予想できる形に左右共を加工します。

Uパーツと同じ直径の0.6ミリ丸線を2本作って、ロウを置き、しっかりとロウ付けします。
本体は0.3〜0.5ミリ位の厚さで繊細に作ってありますので、ロウ付け温度を間違うとブレスレット自体があっという間に溶けてしまいますので注意を要します。

左右に上手く付けることが出来ると、本体同士を突き合わせて、丸線を曲げ、スムーズに動くように隙間を微調節してしっかりと組み合わせます。

曲げた先をカットして、本体にロウ付けします。

ロウが予定した所より0.1ミリでも横へ流れると、可動部が固着して失敗です。
そうなると本体から作り直さないとダメですので、一度きりの緊張の瞬間です。

左右共上手く作業出来ました。よかった。

……。




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