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プラチナの花 [制作]

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ワックスがプラチナになりました。
たいていの場合は地金を直接加工して花を作りますが、今回はハードワックスを加工しています。

薄いめの花びらをつくるときは、板地金を柔らかい状態のヤニに貼り付けてタガネで彫金技法を使って作ることもあります。
場合によっては、薄いめの板地金に花を下画きして、それを糸ノコで切り抜いて作るときもあります。

また、厚いめの花びらをつくるときは、金鎚で地金の塊を叩きながら形と厚さを調節して一枚一枚の花びらを作って、ロウ付けの技法で花びらを寄せてひとつの花に作っていくこともあります。

作り方はいろいろあって、今回はキャストで花ができています。

キャスティングでの加工方法は、品物に巣ができないように気をつけたり、品物が湯切れしないように厚さに気をつけたりしておこないます。
溶けた金属が流れていく湯道は、太さや長さや角度や位置や形や本数に気をつけて最適な状態を選び、品物の大きさや本数や厚さによって鋳型の温度や湯の温度に気をつけながら、ガスの発生しない流れやすい地金を作ってより良い製品になるように励みます。

このプラチナの花は、このあと、ヤスリ工程とタガネ工程と磨き工程を経て完成に近づいていきます。



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