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プラチナの中のス [拡大]

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プラチナ900地金を糸ノコで切断すると、中心部に空洞がありました。
こんな大きなスのある指輪には初めて出あいました。
普通は空洞はありません。

場所はリングのちょうど下側で、湯道を取り付けてあったはずの位置です。
これはキャスト製品でしたので、鋳造時に出来たスということになります。
指輪の腕としての厚さは1.2ミリほどですので、ちょうど鋳こみやすいはずですが、なにかの不都合があって先に湯道が固まってしまったのかもしれません。

ロウ立ての時に、湯道と製品の接続部分が細くならないように注意すれば、スが出来る原因のひとつを無くすことが出来ます。
空洞が湯道の方へ行くように、製品ギリギリのところに直径5ミリ程度のロウのボールをつくってあげることも有効な方法です。

この預かり品のプラチナ製品の空洞はロウ付け時にプラチナロウで埋めました。

( プラチナロウは金属で、ロウ立てのロウは油のように燃えるロウです。別のものですのでお間違えのないように ^ ^ )

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