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斜めの鎚目 [雑学]

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プラチナやシルバーに鎚目をつける時は、タガネで微妙に位置を調節しながら模様を打ちますが、ここでは『鎚目』として紹介している画像のほとんどの素材がチタンです。

小さなタガネで少々の力を加えても地金が凹んではくれませんので、この斜めの鎚目画像のリングは、面が線状になった大きな金鎚で力を入れて叩いて模様を付けています。

プラチナリングで作る時の10倍以上の力で叩きます。
また、使う工具の重量は大切なポイントで、おたふく鎚のような軽いものは選びません。

例えると、猛スピードの自転車がドラム缶にガッシャーンとぶつかっていった時と、普通スピードの大型トラックがドラム缶にズシンとぶつかった時の、円筒形のドラム缶のつぶれる形の違い、みたいなイメージです。
ぶつかる方の重量の重い方が、ぶつかられる方に深く大きく窪みが出来ます。

金鎚で模様をつけていく場合はそのような感じを考慮して制作します。


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