SSブログ

サイズ大きくお直し 工程 [サイズ直し]

**********

プラチナリングのサイズ直しをする時は、
image.jpg
まず初めに、全体の洗浄。
それから、すでにサイズ直しがしてあるかどうかのロウ目探し。
ロウ付け跡が見つかれば、そこをカット。

真っすぐにカットできれば、必要幅だけ広げて、間にプラチナ地金を挟んで、フラックスを塗って、適量の高温ロウを置いて、宝石に熱が回らないように注意してロウ付け。

image.jpg
ロウが全体にきれいに回っているかをルーペで確認し、良ければ指輪の内側から丸く仕上げていきます。
外から削り始めると、手順が違いますので後々困難な作業場面が出てきます。

サイズがぴったりなことを確認して、外側の余分地金を削ります。
指輪にも擦り傷が付きますが、あくまでこすり傷であって、削り跡ではないように気をつけて作業します。

中目、油目ヤスリの後は、キサゲでヤスリ目を削り取って、その後にヘラ棒で面の凸凹を擦り潰して光沢を出すようにします。
ヘラ仕事は、地金組織を緻密にして硬くしたり、巣を潰したり、照りを出したりの、バフ工程の前段階になります。

この画像の後は、磨き仕上げ工程に入り、洗浄の後、脱脂してロジウムメッキを施す工程を追加する場合もあります。


…このサイズ直しはきれいに出来上がって、現在はチタン地金と対話しています。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ファッション

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。