チャンネルセッティングのリングを [サイズ直し]
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時計の3時と9時の方向までダイヤモンドがびっしりと入ったデザインの指輪です。
ダイヤモンドはチャンネルセッティングされたデザインで、前後左右のあらゆる方向にレールで挟まれています。
サイズを変えるためにうっかり指輪を曲げるとダイヤモンドがバラバラと外れます。
こんな場合は、方法に工夫を凝らします。
最初に、上部の真ん中に、必ず内側からノコ刃を入れます。
全部を切り取ってしまわずに、デザインに合わせてほんの少し地金を残します。
下部もカットし、サイズを広げます。
この時不用意に力を加えると、指輪の予定外の場所が曲がりダイヤモンドが緩んだり外れたりしますので、注意深く作業します。
先に下部の追加地金をロウ付けします。
あとから上部のスリットをロウ付けで埋めます。
これで縦長になりません。
きれいに充分にロウ付けできれば、あとは余分な地金をヤスリで削り、キサゲ仕上げまでしてから、最終仕上げを施します。
このデザインの指輪の場合は、これでほぼ円形に加工できます。
このデザインリングのサイズ直しを受注した時は、30数年間いつもこの方法で対処して、不可能と思われたことを可能にしたと喜ばれています。
時計の3時と9時の方向までダイヤモンドがびっしりと入ったデザインの指輪です。
ダイヤモンドはチャンネルセッティングされたデザインで、前後左右のあらゆる方向にレールで挟まれています。
サイズを変えるためにうっかり指輪を曲げるとダイヤモンドがバラバラと外れます。
こんな場合は、方法に工夫を凝らします。
最初に、上部の真ん中に、必ず内側からノコ刃を入れます。
全部を切り取ってしまわずに、デザインに合わせてほんの少し地金を残します。
下部もカットし、サイズを広げます。
この時不用意に力を加えると、指輪の予定外の場所が曲がりダイヤモンドが緩んだり外れたりしますので、注意深く作業します。
先に下部の追加地金をロウ付けします。
あとから上部のスリットをロウ付けで埋めます。
これで縦長になりません。
きれいに充分にロウ付けできれば、あとは余分な地金をヤスリで削り、キサゲ仕上げまでしてから、最終仕上げを施します。
このデザインの指輪の場合は、これでほぼ円形に加工できます。
このデザインリングのサイズ直しを受注した時は、30数年間いつもこの方法で対処して、不可能と思われたことを可能にしたと喜ばれています。