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宝石を外したリング枠 [リフォーム]

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ひとつひとつのパーツを手作りしてロウ付けで寄せたプラチナリング枠です。
パーツが一体化したキャスト枠全盛の時代になっていますので、手作り指輪を目にすることが少なくなってきました。
もう技術を持つ職人も少なくなってしまったのでしょうね。

腕をもう少し太くして中石を横使いしたお洒落な指輪にリフォームします。
きれいに完成しますのでお楽しみに。

イメージチェンジで不要になった元の指輪枠は、目方を計って下取り出来ますので喜んでいただけました。



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写真から 手彫り図案リング [マリッジ]

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指輪の内側にワンちゃんのポートレートを手彫りしました。

両側にはレーザーでアルファベットのカリグラフィーが入っています。

フルオーダーのチタンオリジナルマリッジリングです。




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ダイヤモンドの北斗七星 [石留]

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お預かりしたダイヤモンドをルーペで眺めてカットのきれいなものばかりを選んでみたり、大きさが3種類あるので、これをどこに入れようかと決めてみたり、北斗七星のバランスはこれで良いかとあれこれと場所を試してみたり、穴の位置と大きさと深さをイメージしてからドリルで手加減で掘って、爪の大きさはこれで良いかとか、爪の数はこれで良いかとか、線の太さはこれで良いかとか、いろいろ思いを巡らせながらダイヤモンドを石留めして、これで良いことにしました。
今夜はこれで一旦休憩。

朝がくると研磨工程に入ります。





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あれこれいろいろしました [制作]

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今日はリングのサイズを合わせる工程をしました。

細長いテクスチャを作ったり…。



チタンと銅を加工することが増える8月になりそうです。
オリジナルは楽しい。
100を目指してやってみる。
10ほどしかまだ出てきていないですが。
そのうちにまた現れる。


今夜は北斗七星、作業します。



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アンティークルビーリング [サイズ直し]

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イギリスのアンティークジュエリーです。

コンスタントにサイズのお直し依頼をいただくのですが、ダイヤモンドが現代のカットとは違いとても面白く感じられます。地球から掘り出されたダイヤモンド原石の形に忠実に出来るだけ付け目を大きく残そうという意図も読み取れて、とても楽しく素晴らしい。

100年の過ぎた年月は取り戻すことも叶わず、ダイヤモンドとルビーとゴールドとそのデザインだけがジュエリーとして今も残る。ごくわずかに認められる使用痕跡がそのジュエリーの歴史を想像させて、見ていて飽きません。





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今回のサイズ直しは [拡大]

K18リングをサイズ直しのためにお預かり。
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例によって、まず10倍に拡大してルーペで指輪全体を観察します。

ロウ目がよくわからないほどきれいに仕上げてあります。
ただ、側面に一か所肉眼では気づかないほどの大きさの極小の点が黒く見えます。

ロウ目があるかどうかを確認するために、いつものようにトーチの炎を当てて、銅成分を酸化させます。

リングが黒く変化するとロウ目が見えてきました。
極小点を含む部分がロウ目でした。
ここでカットして、必要地金を挟んでロウ付け。

サイズがぴったりに出来ていることを確認出来たら、ヤスリを当てて形を整えます。

指輪本体にこすり傷が付いていますが、なだらかに形を整える時にこすれているだけで、ヤスリで削ってしまっているわけではありません。
その辺りは日々の繰り返し修練で上手に余分地金を削らないできれいに出来るようになっています。

昔、指輪が細く変わってしまって損だからサイズ直しには絶対出さない、と仰る方に出会ったことがありましたが、どんな腕の悪い職人に当たられたのかとびっくりしてお気の毒に思ったことがありました。見習い職人が作業したのでしょうか。とてもつらい経験をされた方もおありなんですね。
そのようなことが増えないように、作業する人は地金幅などが変わらないように十分に気をつけているはずです。

このあとは、いつものようにキサゲ仕上げと磨き仕上げをして完成させていきます。


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