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やっととれた接着剤 [修理]

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接着剤の掃除もできて、試しに破断面をくっつけて撮ってみました。
茶碗を割ってしまった後、そっと割れ口を合わせてみる、というのとちょうど同じです。

まあ、合格。

光っている金属の上側です。

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べっ甲の下作業 [修理]

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ベッコウに接着剤がたっぷりついていますので、ベッコウ本体にキズがつかないように注意深く剥がします。あるいは削り落とします。
全工程で一番時間がかかる作業です。

接着剤の厚さは0.1ミリ弱はありますので、特に突き合わせる先の部分は正確に真剣にきれいにしないと隙間が開きます。要注意。


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べっこう腕時計 [修理]

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一枚ものの飴色ベッコウで作られた時計バンドが折れたのでなんとかくっつけてください、というご依頼です。
以前に何度か接着修理をされていたのと同じ所が折れています。
熱でくっつけるのではなく、同じように接着剤でお直しをさせていただきます。

突き合わせ箇所ですので、面積の狭い先同士だけで接着してもすぐにまたポキンとなります。
工夫が必要です。

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金線を挟んで2か所で [ロウ付け]

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ペンダントのチェーンの通る丸いカン部分はこんな感じで作りました。

方法としては、金具全体をつくり変える場合と、一部分を付け替える場合と、一部分の線地金を付け加えることが考えられます。

場所によって太さに差がありましたが、もともと0.4〜0.6ミリの丸い線で作ったようなパーツですので、0.6ミリの丸線を間にロウ付けしました。

K18イエローゴールド素材をK14ロウで溶かしつけています。
融点の低いK10ロウで作業したほうが本体の丸線までが解ける心配がなくてやりやすいのですが、色と素材が近いK14ロウを選び使いました。

このあとは、挟んだ線までを削ってしまったりして細くしないように、細心の注意を払ってロウだけをヤスり全体を均一に見えるようにし、再石留して、きれいに磨いて、完成させます。

タグ:丸線 K14ロウ
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