フローライトブレスレット [メンテナンス]
大粒フローライトブレスレットのゴムが外に出てきたので、仕立て直しします。
穴の角が黒く汚れていましたので、まずは全体を洗浄して、乾燥。
たいていはひと手間かけてきれいにしてから仕立て直します。
宝石への愛情と使う人への隠れた心配り、と自画自賛しながらの下作業です。なんて。
ゴムを伸ばしてパチンと手首に着ける時、石留同士がぶつかると、フローライトは柔らかな宝石ですので、何か月か何年かしてくるとだんだんすり減ったりして穴の周りが削れたようになってくる場合があります。角が立っているとゴムが擦れて切れやすくなりますのでご用心。
柔らかいといっても爪よりもはるかに硬いですから、それは言葉の綾ですけれど。
貫通穴の状態もそれぞれの珠によっていろいろで、同じ直径で真ん中を通っているものもあれば、入り口が大きく出口が狭いなんてのもありますし、ちょっと失敗して入り口がヒョウタンのように2個くっついて開いているのもあったり、中心を通っていないのや、中でクランクに曲がってゴムが通りにくいのまであったりします。宝石産出地の現地職人が毎日一粒ずつ一所懸命に開けるのでしょうね。
日本で研磨した水晶などの良いロットは、穴の位置がしっかりしていて、穴の中まできれいに研磨してあって、穴の角は面取りしたようにきれいに丸く角を落として磨いてあったりします。素晴らしい。工程数が多い分お値段が違って当たり前なんです。
普通はそこまで気にして買い求めませんか?