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線先が球 [ロウ付け]

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ちょっとピントが甘いですが、2ミリも位置が違うとこうなってしまうものでそこは勘弁していただいて。

Cカンの先が丸い球になっています。
これは0.5ミリ程度の細い線の先が、熱の逃げ場がなくて高温になってしまい、溶けてしまったものです。

ゴールド製品の本体が大きい場合は、そちらはなかなか温度が上がらず、先に小さいCカンのほうが高温になってしまいます。
ですから普通の作業では本体にのみ先に炎を当てるのですが、このケースでは大きい本体の厚さが0.2ミリ弱のパイプの集まりなので、よほど注意しないと本体も溶けてしまいます。

で、全体を均一に炎で炙っていて、結局、どこにも熱の逃げる場所が無いCカン先が溶けてしまったという訳です。

初めから同じ工程をやり直しです。

注意深く作業します。
トーチでのロウ付け作業とは、そういうものなんです。

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ブルー石 [加工]

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産出地でお買い求めとのことで、パビリオンは左右対称形ではなく元の原石の形状を生かして現地の設備で職人が手作業でカットした様子が分かる石です。かなり背が高いです。

プラチナ、磨けています。

タグ:研磨 原石
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プラチナペン先 [リフォーム]

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よく宝石を観察すると、この石は最外周のガードルあたりが四角っぽくて、下部のパビリオンは丸くなっていました。

こんな場合は、作業のまず初めに粘土に宝石を押しつけて跡型を見て、形状を把握しておくことが必要です。石と枠の隙間がなかなかうまく合わなくて制作に苦労する、というマイナス時間の短縮になります。これは大切なポイントです。

実はこの枠はそれで少し手こずりました。
プラチナだから曲げやすくて助かりました。
きれいに磨いて石留です。



今日こそは、デザイン。

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