オパールを研磨 [制作]
重いものが乗っかったとか硬いものにぶつかったとか道路に落としたなどの原因で宝石にヒビが入ることがあります。
お預かりした段階ですでにとがったところが三角にヒビ割れていましたので、手作業で角を丸く研磨しました。オパールは柔らかいほうの宝石なので、小さくならないように注意しながら自分で削りました。
デザインはゴールドリングから外したダイヤモンドを全部使い切るようにして、彫り留めメインでセッティングしています。
プラチナ地金はK18イエローゴールドに比べると粘りがあり柔らかいので、爪を上手に曲げるとオパールにも石留しやすいです。
直接オパールに力を加えると簡単に割れてしまいますので、そこはテクニックが必要ですが。
オーストラリアのボルダーオパール [リフォーム]
10月4日のボルダーオパールペンダントの完成品。
画像アップロードが遅くなってしまいました。
プラチナで加工して、ゴールドリングに入っていたダイヤモンドをぎっしりと石留しました。
喜んでくださいました。
ラウンドカボション ブルトパ [加工]
直径2ミリのブルートパーズです。
丸い盛り上がり方がそれぞれ違います。
背が高いほど良いというのではなく、低いほど良いというのでもなく。
手作業で一個ずつカットしたものには同じものはほとんどないので、用途によって選び分け使い分けます。
きれいなのをお入れしますね。
可動パーツ [フルオーダー]
このバチカンは、実は本体とマルカンと同一の素材からくり抜いたものなんです。
ロウ付けも溶接もしていません。
手作業で一個のチタン塊からつなぎ目部分が動くように作りました。
そのときは、5ミリくらいのパーツに朝から深夜まで丸一日かかって、目的通りの形に彫り出しました。
チタン地金との孤独な闘いでした。
人生で一度はしておきたかった細工です。
制作途中の画像がパソコンのどこかに残っているはずですので、また探してアップロードしてみます。
よかったら、また見てください。
ピンクサファイアの下穴あけ [石留]
ピンクサファイアを入れるための位置決めは、こんな感じ。
ピンクの色は偶然ですが、マジックインキでおおざっぱなあたりをつけて、リングの左右からケガキコンパスで左右均等に真ん中位置を出す。
ケガキはデバイダみたいなものだと思ってください。
他の宝石の頂点から頂点までの距離と同じ位置にセンターポンチを打つ。
ポンチで打つと言っても、実際は打つのではなくて、手で持ったままケガキの先の尖った部分をグリグリ押し込んで穴を開けるだけ。
丸いペンダントを固定しにくいので本当に金づちで叩くと位置がずれやすかったりします。
これも秘密のポイントテクニック。
ポンチ穴をガイドにして、細いドリルから順番に穴の位置がずれないように注意しながら、ピンクサファイアと同じ大きさよりちょっと大きめの穴を開けます。
穴の深さは横のブルーサファイアと同じ高さにピンクサファイアが頭を出す位置までです。
0.2ミリも深く掘ってしまうと明らかに高さが違うことが分かるので、失敗。
そうなると困ってしまいます。
宝石によって全部背の高さが違います。
だから、注意深く作業します。
ハートと花のチタンペンダント [ジュエリー]
左側のチタンの花の中に入れていたトパーズを外して、右側のここまでたどり着くのに一時間半位かかりました。
一番下は空間を開けておきます。何年後かにまた別の宝石を石留するための下準備作業が大変でした。
あとはブルートパーズとダイヤモンドを上部に石留します。
(こちらの宝石を、ご希望で変更しました)
9歳 アクアマリン追加はこちらです
ピンクサファイア [石留]
毎年、お誕生日の頃に誕生石を一個ずつ増やしていかれます。
今年はピンクのサファイアです。
ようやく石留できました。
チタンでフルオーダーされた指輪タイプのペンダントの中に、ブルーサファイアとピンクサファイアが交互に増えていきます。健康に過ごせた幸せの印しです。
このあとは、チタン花ペンダントへの石留を急ぎます。
内容がちょっと大変なのですが、仕上がりが遅くなっていますので、がんばります。
ピンクトルマリンとペリドット [ジュエリー]
フルオーダーのチタンデザインリングの完成です。
チタンリングの内側にペリドットとピンクトルマリンが入りました。
お客様への連絡も出来ましたので、あとはご来店待ちです。
チタンに穴あけ [石留]
チタンリングの内側の必要な位置に、宝石とほぼ同じで0.05ミリ位大きな穴を開けます。
大きすぎると宝石がグラグラして上手く石留め出来ません。
慎重に作業します。
深さも宝石の背の高さピッタリくらいにします。
深すぎると指輪表面に穴が貫通してきて失敗作ということになり、初めから同じ指輪を作り直すことになってしまいます。
浅すぎると、リングサイズ棒に指輪を入れたときに宝石のテーブル面がサイズ棒に当たり、柔らかい宝石の場合は欠けたりします。
慎重に。
バリを掃除してからきれいに石留できましたら、最終研磨で全体を鏡面に加工します。
チタンリングもうすぐ完成 [フルオーダー]
フルオーダーチタンデザインリングがようやく完成ま近かになってきました。
ここまで出来ました。
あとは宝石を石留めして、最終研磨を施せば出来上がりです。
全体画像は、ご注文主にまず実物を見ていただいてから、その後アップロードします。
代わりに薔薇の画像を… [伝言板]
先ほどの画像はアップロードするのが早すぎました。
失礼いたしました。
昨日取りに来られたものと勘違いしていました。
また後でアップロードします。
翡翠ブレスレット [メンテナンス]
中のゴムが伸びて緩んできたらバラバラになる前に早い目に仕立て直し。
オペロンは細いゴムが束になっているから一気に切れてしまわない。最近はこれを使うことが多いです。
また安心して着けられます。
すっきりチタンリング [制作]
かなりきれいになってきました。
このあたりからは一般のかたに見ていただいても喜んでもらえるのですが、ここまでにたどり着くまではガタガタの形なので、ほんとにこれでいいのができるの？ と心配され、普通は見ていただかないほうが賢明なことが多いです。
今日はいろいろなことをしながら、これはこれで一旦ストップです。
デザインします。
サングラス [メンテナンス]
サングラスの小さなネジが落ちて無くなりお困りでご来店くださいました。
ブランド品ですので同じネジはありませんでしたが、ちょうど合うネジがありましたのでお直しさせていただきました。
何かで貢献できることは嬉しいことですので、お困りのときはたいていのことをお受けしています。
でも、以前、古い蓄音機の朝顔のパイプになったネジパーツを加工するご依頼はご勘弁願ってしまいましたので、そのことは今でも心のこりです。
チタンリング [制作]
側面を整えました。
チタンの丸棒やパイプを回転機械工具で切削しますと、早く正確に真円形のリングが出来上がりますが、そこには鍛造工程がありません。
刃物でいうと、金属塊からグラインダで形を削り出した西洋のナイフと、鍛治師がしっかりと焼いて叩いてまた焼いてを繰り返した日本刀との違いです。
切削加工で短時間で作られる量産品はビジネスとして生産するなら美味しいんでしょうけれど、地金組織も違うので、そういう作り方は好みません。
手作業で地金の様子を確認しながら、何度もしっかりと叩いてチタン地金組織を緻密に練り上げることが楽しい工程です。
オリジナルの一点ものを大量生産品と同じような価格で提供することが喜びで創っています。
チェーン Ｃカンお直し [メンテナンス]
ご愛用ネックレスのCカンをヤットコで形を整えてクリーニングしました。
首につけていても外れませんし、きれいに輝いて気持ちすっきり楽しめます。
制作中チタンリング [ジュエリー]
鍛造制作途中のチタンリングです。
1990年に制作技術を確立し、すでに伝統技法といえるオリジナルの技でハンドメイドを続けています。
ハンマーで叩いて形作ります。
2本とも注文どおりに指輪サイズが合っています。
完成までにはまだかなり時間が必要です。
デザイン用シャーペン [デザイン]
手に馴染んだ愛用のシャープペンシルです。
20数年前からジュエリーをデザインするときに使ってきました。
0.3ミリと0.2ミリで他に1本ずつ芯の硬さの違うものがあります。
ゴールドオメガできました [加工]
きれいになりました。
最後の洗浄についてですが…。
喜平チェーンの場合は中に空間が無いので大丈夫ですが、オメガの場合は隙間はあっても一種のパイプ状になっていますので、内部に洗浄液が残っていないように水洗いをしっかりしないといけません。
ベストの方法は、これできれいになったと思っても、最後にもう一手間かけて真水でもう一度超音波洗浄をすることです。
それで安心です。
ゴールドのオメガネックレス [メンテナンス]
ゴールド全体に赤っぽく、一部分はしっかりと色が変わっています。
きれいにメンテナンスします。
これはK18の中に入っている約12.5％の銅成分が赤く錆びているからです。
使用した10円玉と同じです。
薬品で酸化した成分をきれいにするか、それとも研磨ペーストをつけてブラシ洗いするか、それとも赤棒などの研磨材を塗りつけた布バフで回転研磨するなどの方法がありますが、一番きれいになるのは布バフで表面をそっと仕上げることと思いますので、そうします。
長いものはバフに絡んだ場合が最悪です。
チェーンの場合はバラバラグチャグチャになりますので、目も当てられません。
オメガの場合はベコベコボキボキです。
人生に一度でも失敗してはいけません。
上手な人に頼みましょうね。
テーパーダイヤだけ見えてます [リフォーム]
オメガネックレスの端の金具が通るようになりました。
リングのときの隙間ではまったく通りませんでしたので、これでペンダントとして楽しんでいただけます。
全体は、まず注文主に見ていただいてから、そのあとブログに紹介します。
完成をすでに連絡しました。
シェルカメオをデザイン [ジュエリー]
お手持ちシェルカメオをチョーカーペンダントに加工するお話しをいただきました。
ゴールドで創ってデザインはお任せします、とのご依頼で、喜び半分緊張半分、面白くなりました。
ジュエリーデザイナーとしてのセンスの見せ所です。
画像は、なんだか愛おしくてあれこれアプリで触っているうちに、縮小だけでなく色まで変わってしまっていました。ご愛嬌。
着けやすくて軽くてお洒落なペンダントにしなくっちゃ。
楽しみ。
水晶外してぴったり [メンテナンス]
ちょうど作業を始めるところでまたご来店くださいましたので、少しお待ちいただいてお仕立て直しをしました。
長めでしたので、水晶をひとつ外して仕上げました。
ぴったりになったと喜んでくださいました。
ダイヤモンドペンダントできる直前です [リフォーム]
Very good .
かなり細工が進みました。
オメガネックレスの通るところもきれいにできて、透かし部分もバッチリです。
ペンダントだけを平らなところに置いてもガタガタグラグラしません。裏の四隅は同一平面上に形作ることができました。
あとは全体を磨いてピカピカにして、ロウ付け個所を目立たなくするためにロジウム仕上げをします。
ロジウムは硬いプラチナ属の貴金属ですので表面保護ができます。また、色も細部までが同一色に仕上がります。
えーー メッキするんですか？ ？ と思わないでください。
これはいいメッキなんです。
すぐにロウ目が酸化して一部分が黒くなってくるようなジュエリーよりも、すごく気配りが効いているんです。
ヒスイのブレスレット [メンテナンス]
伸びても大丈夫です。
中のゴムを新しくお仕立て直し。
きれいになります。
お預かりしました。
空いた時間をみつけて作業します。
アブラメヤスリで [サイズ直し]
プラチナリングを削るときは、中目を使ってから、油目ヤスリを斜めに使って、そのあとキサゲ仕上げをします。
なめらかに斜めにヤスるところがポイントです。
キサゲは金属用のナイフのような工具で、金属表面を削ってヤスリ目を取り去ります。
一番好きな工具です。
プラチナペンダントに [リフォーム]
ロウ付け無しでここまで形ができました。分かりますでしょうか？
予定の形までは、もうひと息です。
10万人に1人くらいしかご存知ないでしょうが、実はキャスト品は柔らかいのです。鍛造手作りロウ付け品とは格段に硬さが違います。キャスト品だからここまで形の変更ができるのです。一種のメリットです。
K18品なら曲がりませんので無理ですし、ロウ付け品ならバラバラになってしまってこんなことは出来ません。
プラチナ900のキャスト品だから可能なのです。
