エメラルドリングが [修理]
徐々に形が真円に近づいてきました。
丸くなるに連れて、指輪の腕部分にひび割れが出来、レール留めのメレーダイヤが動き始めます。
一番の難点は、斜め楕円に変形していることです。
少しずつ作業してほぼ丸くなったところで、指輪サイズがやや大きくなっていました。
エメラルド外しました [修理]
エメラルドは元々ヒビが入っていたり、すでに欠けていたりもしますので、ジュエリーに加工する時には最要注意宝石です。
問題無く使用中の場合もそうですが、ジュエリーが変形してしまっている場合は余計にダメージを受けていることが多く、受注をためらうケースもあります。
割れたら諦めるからとりあえず修理加工して、との言葉に後押しされて、やや気楽に、実際はとても慎重に作業しますが、本当に割れると思えばエメラルドジュエリーを預けるはずがない、と分かるので、信頼を裏切ることはできません。
汗、汗、汗。
石の止まっているK18の爪は、曲げ戻すと折れることがあるんです。
一応、そっと無事に爪を起こすことができました。